BOOKS

ジョージ・スマイリーが主人公の作品、及び主人公ではないものの彼の出てくる作品一覧。
タイトルは邦題/原題の順で表記してあります。詳細は下の方へスクロールしてご覧ください。


スマイリー三部作と「寒い国から帰ってきたスパイ」以外は絶版となっているため入手が困難なものも多いです。
復刊ドットコムにて復刊実現のための投票を集めているものについては、各作品の項目にリンクがありますのでよろしければご協力をお願いします。
電子書籍でもいいので読みたい!という方はBookLive!へのリクエストのほうもよろしくお願いします。

死者にかかってきた電話/Call for the Dead

ジョン・ル・カレのデビュー作にしてスマイリーが主人公となるシリーズの最初の作品。売国の嫌疑をかけられた故の自殺と断定された外務省事務官の死。しかし生前彼の尋問を担当したスマイリーはそれに疑念を抱き、調査を開始する。やがて浮かび上がってきたのは東ドイツ諜報部の影……。後のシリーズにもたびたび登場するギラムやメンデルもこの作品で初登場。

[Amazon] [復刊ドットコム]

高貴なる殺人/A Murder of Quaity

スマイリーが主人公の二作目。名門パブリックスクールの女性教師が殺されるという事件が発生。生前、彼女はとある雑誌の編集部あてに「夫に殺される」という内容の投書を送っていた。投書を受け取った人物がスマイリーの旧友だったことから、彼が調査のためにスクールのある田舎町カーンを訪れることに。スパイものというよりは本格ミステリといった雰囲気の作品。

[Amazon] [復刊ドットコム]

寒い国から帰ってきたスパイ/The Spy Who Came in from the Cold

英国情報部のリーマスはとある密命を帯びて東ドイツに潜入する。その密命とは、東ドイツの諜報部の実力者であるムントを陥れること。冷戦の象徴であるベルリンの壁を挟んで展開する英独の諜報戦。今作ではスマイリーは脇役として登場。コントロールやギラムも登場する。

[Amazon] [kindle] [hayakawa online]

鏡の国の戦争/The Looking-Glass War

東ドイツに設置されたというソ連製新型ミサイルにまつわる情報を収めたフィルムを持った英国の軍情報部の潜行員が殺害される。情報部は新たな潜行員を訓練して東ドイツに潜入させるが……。英国諜報部(サーカス)とは別系統の、陸軍系の情報部が登場し、後者の視点から勢力争いの構図が描かれる今作の主人公は新たな潜行員となるライザー。スマイリーは軍情報部と対立する諜報部の一員として登場する。

[Amazon] [復刊ドットコム]

ティンカ・テイラー・ソルジャー・スパイ/Tinker, Tailor, Soldier, Spy

英国情報部(サーカス)内に潜む二重スパイの捜索のため、引退していたスマイリーが呼び戻される。彼は旧知のギラム、そしてメンデルとともに調査を開始するが……。スマイリーとその宿敵であるカーラとの対決を描いた「スマイリー三部作」の幕が開く。

新訳版[Amazon] [kindle] [hayakawa online]
旧訳版[Amazon]

スクールボーイ閣下/The Honourable Schoolboy

二重スパイの正体が発覚したことで大きな打撃を受けた英国情報部(サーカス)であったが、宿敵・カーラに対する反撃の糸口をつかむため、スマイリーは工作員ウェスタビーを香港へと差し向ける。舞台をアジアに移し、物語はさらに大きく展開する。動き出す秘密作戦、その行方は?

上巻[Amazon] [kindle] [hayakawa online]
下巻[Amazon] [kindle] [hayakawa online]

スマイリーと仲間たち/Smiley's People

将軍と呼ばれるソ連からの亡命者が殺害される。彼は英国諜報部の工作員であったが、スキャンダルを恐れた諜報部は再び引退生活を送っていたスマイリーを呼び戻し、事件の後始末を依頼する。将軍が死の直前に口にしたのはカーラの名。事件の背後に潜むカーラの秘密とは。スマイリーとカーラ、積年の宿敵に訪れる決着の時。

[Amazon] [hayakawa online]

影の巡礼者/The Secret Pilgrim

新人たちに昔話を語る年老いたスマイリー。彼は引退し、今や伝説の存在となっていた。彼を招いた新人研修所チーフのネッドの視点で進行する、英国諜報部の悲哀に満ちた回想録。これまでに登場したヘイドン、エスタヘイス、アレリン、ブランド、そしてギラムといった面々についても語られる短いエピソードから構成され、この作品をもってスマイリーの物語は幕を閉じる。

[Amazon]

INDEX